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だから、言わんこっちゃない ~EEIE Editor's VOICE~

12.08.08

立山黒部アルペンルートで夏の涼旅

すっかり夏ですね。夏になると、とにかく旅に出たくなるEEIEエディターTです。ということで、早速、今年の夏も旅に行ってきました。

いつもは夏らしさを満喫するために海水浴に行くことが多いのですが、今年の夏は趣向を変えて、富山県の立山町と長野県の大町市を結ぶ「立山黒部アルペンルート」へ避暑の旅に行くことに。

ずっと行きたかったものの、なかなか行くことができなかった「立山黒部アルペンルート」ですが、ようやく念願の初訪問です。特急サンダーバードで富山駅まで行き、そこから富山地方鉄道に乗り立山駅へ。そこから先が「立山黒部アルペンルート」になります。環境保護のため、自家用車の乗り入れが禁止されているので、移動は「立山黒部アルペンルート」の乗り物を乗り継ぐ以外の方法はありません。そこで、まずは立山ケーブルカーで美女平へ。美女平は「森林浴の森・日本100選」に選ばれた森林で、立山杉の巨木やブナ、トチなどの原生林が広がり、遊歩道を散策していると心地よい森林浴が楽しめます。

美女平からは、環境保護の視点から専用に開発されたハイブリッドバスが使用されている立山高原バスに乗り換え、この日の宿となる[弥陀ヶ原ホテル]のある弥陀ヶ原(みだがはら)へ。弥陀ヶ原は国際的に重要な湿地の保全を目的とする「ラムサール条約」に2012年の7月に登録されたばかりの湿地で、遊歩道を散策していると、さまざまな高山植物を見ることができます。秋(といっても平地よりも早い9〜10月)には一面が見事に紅葉するので、秋に訪れるのもオススメだそうです。弥陀ヶ原は標高が2,000メートル近くあり、夕方になると寒いくらいです。夏とはいえ、上着を忘れずに持ってくるべきでした・・・。

美女平の散策道は、意外とアップダウンがあるので、トレッキングシューズなど歩きやすい靴がオススメです。
「ラムサール条約」に登録されたばかりの弥陀ヶ原。こちらも遊歩道があるので、のんびりと散策できます。
室堂のミクリガ池。写真の立山観光案内人が室堂や弥陀ヶ原をガイドするツアーも企画されているので、ぜひ。

旅の2日目は「立山黒部アルペンルート」の最高所となる室堂(むろどう)や夏の観光放水が必見の黒部ダムを目指します。標高2,450メートルと、「立山黒部アルペンルート」では最も標高の高い室堂の周辺は、平地に比べるとはるかに涼しくて、7月なのにまだ雪が残っています(ミクリガ池には氷河も残っています)。室堂の周辺は散策道が整備されているので、時間があればゆっくりとトレッキングしてみるのがオススメです。

室堂からは立山トンネルトロリーバスで大観峰(だいかんぼう)へ。トロリーバスというのは、現在では日本でも2カ所(もう1カ所はのちほど登場する関電トンネルトロリーバス)でしか走っていない珍しい乗り物で、車体はバスですが、電気で走るので「無軌条電車」と呼ばれる電車の仲間なのだとか。大観峰からは、立山ロープウェイで黒部ダムを見下ろしつつ黒部平に向かいます。そして、黒部平からは全線地下を走行する黒部ケーブルカーで黒部湖駅へ。ひたすら珍しい乗り物ばかりを乗り継ぐ「立山黒部アルペンルート」の旅は、乗り物好きの私には本当に楽しすぎます。

さまざまな乗り物を乗り継いで到着した黒部ダムは、高さ186mという日本一の高さを誇るアーチ式ダムで、発電に利用する水を確保することを主な目的として関西電力によって建設された日本最大級の水力発電ダムだそうです。この黒部ダムの見どころは、なんといっても毎秒10トン以上の水を放水する「観光放水」(2012年の観光放水は6月26日~10月15日)で、ダム展望台や新展望広場などの展望台からダイナミックな放水を眺めていると、放水の水しぶきと青々とした湖、そして、高原ならではの涼しさで、とにかく爽快な気分に浸れます。

黒部ダム駅から関電トンネルトロリーバスに乗れば、長野県の扇沢へ行くことができ、「立山黒部アルペンルート」を制覇できるのですが、ここから先は次回のお楽しみにして、これまで来たルートを引き返して今回の旅は終了です。とはいうものの、大阪に戻ってきた途端に暑さが気になります。やっぱり高原は涼しくていいですね。「立山黒部アルペンルート」が夏に人気の旅先だというのも納得です。機会があれば、ぜひ「立山黒部アルペンルート」に行ってみてください。

立山トンネルトロリーバス。電気で走行することで、排気ガスが出ないので環境保全に役立っているそうです。
立山ロープウェイには景観保護のため支柱が1本もありません。ロープウェイから見る黒部ダムは本当に絶景です。
旅のハイライトといえる黒部ダム。毎秒10トン以上の水を放水する「観光放水」は見ているだけで涼しくなれます。

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エルマガジン社/EEIE エディターズ 「快適できれいなくらし」の姿を追い求め、日々、取材や編集に明け暮れるエルマガジン社EEIEエディターチーム。三者三様なパーソナリティを全開に、仕事漬けの毎日で、自らの家庭での暮らしは「快適できれい」とは正反対のところが悩みの種…。
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