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だから、言わんこっちゃない ~EEIE Editor's VOICE~

11.11.02

篠山に行って、暮らしのカタチを考えてみました。

秋真っ盛りで山々の木々も紅く色づく季節になりました。 そんな秋晴れの日曜日、兵庫県の篠山市で10月の土・日に開催された「ササヤマルシェ2011」に行ってきました。

この「ササヤマルシェ」は、篠山の伝統的建造物群保存地区に指定されており、丹波地区に特有の妻入りの商家が立ち並び、近世から近代にかけての町並みが保存されている河原町妻入商家群を会場に、地元・篠山をはじめ、京阪神の様々な地域の農家さんや職人気質の作家さんなど、モノ作りのスペシャリストが集まって、ジャムやパン、お菓子などの加工品や野菜などの農産物、手作りの食器や陶器など、自慢の品々を販売する期間限定のマルシェです。

黒枝豆に丹波栗などの篠山の秋の味覚もズラリと並んで、伝統的な街並みをぶらりと歩きながら、食べて飲んでお買い物して、と秋の休日をのんびりと満喫しました。
今年は[URBAN RESEACH DOORS]や[starnet 大阪]なども参加して、よりバラエティ溢れる顔ぶれで、会場内では弾き語りのライブがあったり、手芸やガラスアクセサリーのワークショップも体験できたりと、楽しみも満載で、たくさんの人々で賑わっていました。

人と人の触れ合いや会話を通して「自分にとって本当に良いものを見つけてほしい」というコンセプトのとおり、都心から離れていて豊かな自然に囲まれた篠山という地域の自由な空気が、代々モノ作りの文化を育んできたんだということを肌で感じられました。

当日は、河原町の秋祭りの日で、旧い街並みを法被を着た子ども達が御輿の山車を引いて通り過ぎたりして、そんな秋の郷愁も満喫しました。

今年は震災もあって、大量生産大量消費一辺倒でやって来た高度経済成長後のこの国の現在の在り方を見直す年になりそうですが、こうして篠山ののんびりとした空気の中で、伝統的な街並みを歩いたり、代々受け継がれてきたお祭りを見たり、丁寧にモノ作りをしていらっしゃる作家さんたちと触れ合うと、私たちのご先祖が育んできた文化や暮らしの営みに隠された叡知を改めて見つめ直さないといけないという気持ちになります。 80年代以降の旧きモノを壊しては新しいものを造ってのスクラップ&ビルトの繰り返しによる再開発や、大量生産大量消費による経済成長で、私たちは本当に豊かになったのか?
経済の拡大と比例して、私たちの暮らしの営みも本当に豊かに幸福になったのか?
この機会にそんなことをきちんと考え直してみたいと思います。
来年もまた篠山を訪れたいと思います。

  • 人々で賑わう「ササヤマルシェ」の様子。この風情のある伝統的な商家の街並みが、篠山の河原町妻入商家群。
  • 河原町の秋祭りの様子。法被姿の子ども達が御輿の山車を引いていきます。みんな年に一度の秋祭りを楽しみにしています。
  • とんぼ玉のガラスアクセサリー作りを体験。お姉さんに教えてもらいながら、一生懸命作っていました。
  • 出来上がったとんぼ玉のアクセサリーを手に。「上手にできたでしょ!」
  • [器とくらしの道具 ハクトヤ]。趣のある商家の中は、手作りの器やアクセサリーなどが一杯で、何時間も見入ってしまいました。

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エルマガジン社/EEIE エディターズ 「快適できれいなくらし」の姿を追い求め、日々、取材や編集に明け暮れるエルマガジン社EEIEエディターチーム。三者三様なパーソナリティを全開に、仕事漬けの毎日で、自らの家庭での暮らしは「快適できれい」とは正反対のところが悩みの種…。
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