
10.07.21
いよいよ夏本番。暑い日々が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?
こんにちは、EEIEエディターズ1号です。
もうちょっと前の事になってしまいましたが、子どもたちと一緒に滋賀の湖北に田植えに行ってきました。
お伺いしたのは、昨年、VOICEの「grafが近畿2府4県を旅してかんがえる、きれいなくらし。」でも訪れた、湖北の[お米の家倉]の家倉敬和さんのお家の田植え。家倉さんは湖北の若き農業家のグループ[konefa コネファ(kohoku new farmers)]の一員で、田植えイベントはkonefaの活動の一環として行われました。
前日から現地入りして、近くの滋賀県立虎御前山キャンプ場に宿泊。
その日の夜は前夜祭で、家倉さんやkonefaの皆さんに、VOICEでもお馴染みの料理研究家の堀田裕介さんや木之本町の[冨田酒造]の冨田泰伸さんたちも一緒に、konefaの農家さんのところで採れた新鮮な野菜をバーベキューで食べました。もちろん、[冨田酒造]さんの銘酒・七本槍も頂きつつご機嫌。キャンプ場のある虎御前山からは拡がる田畑や琵琶湖が見通せて、見上げれば満点の星空。最高なシチュエーションで、お酒も食も進みました。
裸足で田んぼに入って、みんなで横一列になって田植え。子どもたちも泥んこになりながらがんばっていました。
一夜明けて、次の日はいよいよ田植え本番。
今やすっかりお馴染みになった、たくあんを挟んだ木之本のサラダパンを朝食に、家倉さんのお家に移動。大阪や京都から40~50名もの人々がぞくぞくとやって来て大賑わいです。
Konefaの皆さんの指導の下、田植えが初めての人も子どもたちも水の張った田んぼに裸足で入って、手植えで苗を植えました。初めは不慣れだった子どもたちも2反目、3反目と植えていくうちに上達して、すくすくと植えていきます(途中で転んで田んぼに尻餅をついて泥だらけになってしまい、半べそをかいていましたが...)。
この日のイベントは、田植えだけでなく、堀田裕介さんによる[FARMARS CAFE]やkonefaの皆さんのところで収穫した野菜の即売会[konefaマルシェ]、アコースティックや沖縄音楽のライブなど、盛り沢山の内容で、お昼ご飯は堀田裕介さんによるkonefaの皆さんが収穫した旬の野菜を使った創作料理や、家倉さんのお母さんのお手製の湖北の伝統的な郷土料理を頂きました。美味しく楽しく、お腹も心も一杯に満たされた一日でした。 その様子は、家倉さんのブログでもご紹介されています。
そんな楽しい田植えイベントから3週間後、6月27日(日)には、大阪・中之島の[graf salon]で、konefaのメンバーによるトークイベント「おしえて農家さん!~野菜の作り方編~」が開催されました。
田植えイベントでもお世話になったkonefaの家倉さんや川瀬さん、立見さん、吉安さんたちが湖北から朝採りの野菜とともに来阪。スクリーンで田植えイベントの様子や普段の農作業の様子を紹介しつつ、日々の農作業の苦労や希望をお話しされました。VOICEでも紹介した昨年12月にgrafで行われたイベント『田園ドリームプロジェクト×graf ~ おいしいお米の食べ方。』の時は、konefaの皆さんも若干、緊張気味でしたが、回を重ねて今回はあがることもなく、気さくな感じのお話しで会場を沸かせていました。スクリーンでは、grafさんと一緒にやっているミーツファームで川瀬さんを講師に迎えて行った畑イベントの様子もご紹介頂き、後半の川瀬さんによる家庭菜園のコツについてのレクチャーでは、ジャガイモやトマトの育て方を紹介。お客さんもみんな真剣に川瀬さんのお話しに聞き入っていました。
grafでのkonefaのイベントはこれからも続くそうですので、またご紹介したいと思います。ちなみにミーツファームでもgrafさんと一緒に定期的に畑イベントを行う予定ですので、お楽しみに。
こうして、田植えやイベントを通じてkonefaの皆さんや農業に携わっている方々とお話しして思うのは、農業も子育てと同じで、いかに愛情をかけてやれるかだということ。丹精込めて愛情をかけて育てれば、やがて時間を経て姿を変えて贈り届けられる。そんな"贈与"の大切さを痛感させられます。
都会で暮らす私たちは普段、貨幣や情報を媒介にした瞬間的なやりとりに浸りきってしまっていますが、そこには知らず知らずのうちに相手の見返りを求める浅ましさが付いてまわりがち。見返りを求めるのではなく、丹精込めて愛を込めて育てることで、それがやがて時間を経て形を変えた贈り物として届けられる。そんな人類が古来から育んできた生きるための知恵が農業には詰まっているなあと気付かされて、改めて農業という営為の素晴らしさを痛感する今日この頃です。