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健康な毎日のために ~KMN helth care VOICE~

12.06.06

【兆候】 眼底検査を予防医療へ

[山形大学(山形市)医学部長、山形大学医学部眼科学講座教授]
山下 英俊

健康診断で眼底検査を受けるよう医師に勧められたIさん(42歳)。この検査から糖尿病や心臓病のリスクが予測できることを説明され、驚いた。

病気の兆候を語る目

網膜剥離や緑内障、加齢黄斑変性症、眼底出血など、様々な眼病診断のために行われる眼底検査は、瞳の奥にある網膜などの状態を見る検査である。
このコレステロール値だが、「単にLDLコレステロールが少なければいい」というものではない。コレステロールと聞くと、とかく"悪者"にされがちだが、本来コレステロールには、細胞膜を作ったり、体内ホルモンの原材料になるなど、とても重要な働きがある。「ただ減らせばいい」という考え方は間違っている。
これまでも、眼底検査が、糖尿病や高血圧など全身疾患の発見につながることが分かっており、健康診断でも導入されてきていた。さらに近年では、眼底検査で心筋梗塞や脳卒中、認知症などの発症予測を可能にするという研究結果も出てきており、予防医学の観点からも、眼底検査の重要性が再度見直されつつある。
眼底検査では、眼底カメラや眼底鏡という器具を使って瞳孔の奥にある眼底の様子を調べる。眼底の血管や網膜、視神経の状態を知ることで、緑内障や加齢黄斑変性症などをはじめ、目に関する様々な病気が発見できる。だが実は、「網膜の血管状態を見る」ことに、別の大きな意味がある。
体にメスを入れずに、内臓の血管を生きた状態で見ることができるのは、網膜だけなのだ。つまり、眼底検査で網膜血管の様子を観察することは、そのまま内臓血管の状態を見ているのと同じことになる。
例えば、心筋梗塞や脳卒中は動脈硬化が原因であるが、動脈硬化は心臓や脳の血管だけで起こるわけではない。心臓や脳以外で全身に及ぶ動脈硬化を、網膜血管の状態からある程度読み取ることができる。よって、眼底検査は単に眼病の発見だけにとどまらず、全身疾患の早期発見につながるとされ、企業の健康診断などにも取り入れられているのである。

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