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健康な毎日のために ~KMN helth care VOICE~

12.04.04

【予防】正しい歯の磨き方

[国際ビル歯科(東京都千代田区)院長]
相良 俊男

朝晩の食事後、歯磨きを欠かさないHさん(43歳)。歯を磨くたびに歯茎から出血するが放置し、歯が痛くなった時だけ近所の歯科医院で応急処置を繰り返している。

正しい磨き方を知ることが大切

現代の日本では、毎日歯を磨くことは当たり前になっていると言えるだろう。それにもかかわらず、成人の80%が歯周病にかかっているのが現状だ。ある統計では、20歳まで28本あった歯が40代から急激に抜け始め、70代になると平均12本にまで減っている。それは、予防ケアがきちんとできていないからだ。
大抵の人は、歯の磨き方が自己流で、子供の頃に学校で教わったやり方を続けていたり、家族の磨き方に倣ってしまっていたりする。また、予防ケアというと、歯科医院での歯石取りやクリーニングと考えがちだ。自分で正しい磨き方を知って習慣づけ、まず歯垢を取り除くことを重視していない。
歯垢1立方ミリメートル(タテヨコ高さ各1mm)の中には、1億個の細菌がいる。細菌が潜みやすい歯と歯の間などをしっかり磨かなければ、何十億個という細菌が口の中にすみつくことになる。それが虫歯や歯周病、口臭などを引き起こす原因となるのだ。
正しい歯磨きをするためには、道具にも気を配ってほしい。歯ブラシの材質はポリブチレンテレフタレートやナイロン製がよい。ヘッドは小さめ、毛並びは平行で、毛先が丸いものをお薦めする。持ち手はストレートが使いやすい。
磨き方は、歯をどうケアしたいかという目的によっていくつかあるが、歯周病を予防し、自分の歯を残したいとすれば、バス法が適している。歯ブラシを鉛筆の要領で持ち、ブラシの先を歯と歯肉の境目に向けて45度の角度に当て、1本ずつ左右に細かく20回程度振動させてかき出す。手鏡を持ってブラシの動きを確認しながら行い、さらに歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助道具を併用するといい。この時、歯磨き粉は特に必要としない。 歯の健康は人生にも影響する。

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