
10.08.25

新製品をいち早く実際に使ってみる試用レポート。今回は、『日立 IHジャー炊飯器 RZ-KV100K』を取り上げてみました。
ごはんをおいしく炊くための技術で各社しのぎを削っていますが、日立の「極上炊き」は最高1.3気圧の圧力をかけ、水の沸点を107℃まで上昇させて高温で素早く炊くのが特長。最後の蒸らしの段階で高温のスチームを使用し、「ふつう炊き」モードに比べて約23%の甘みアップを実現しました。他にも置く場所を選ばない蒸気カット機能など、細かい部分にも気を配っています。
さて、肝心のお味はいかがでしょうか? 実際に炊飯してみました。
まずは外観から
打ち込み鉄釜まずは外観から見ていきましょう。ふたを開けた状態で高さは約42cm。棚などに収まりやすいコンパクト設計となっています。
色はオーソドックスな「パールホワイト」と斬新な「メタリックレッド」の2種類をラインナップ。メタリックレッドは今までの炊飯器にはあまり無かったカラーリングで、インテリアとしても楽しめそうです。
他のメーカーでは銅を採用しているメーカーが多くなっていますが、内釜は、日立こだわりの「厚さ3mmの打込み鉄釜」を採用。鉄はIHとの相性がよく、発熱効率も高いため、おいしく炊き上がるのが特長です。ちなみに、この鉄釜のIH発熱効率は、82%。同社のステンレス製内釜に比べて5%アップを実現しています。
内側には熱伝導性の高い金粒子と遠赤外線を放射する炭を混ぜたフッ素をコーティング。よく見るとゴールドのキラキラが光っていました。内釜のゴールドフッ素は自信の5年間保証となっており、安心してご使用になれます。
※取扱説明書の記載と異なる使い方をした場合は保証対象外となります。
オートスチーマープレート
ステンレスふた加熱板定期的にスチームを送り込み、ごはんに潤いを与える給水レスオートスチーマーがさらに進化しました。左が今回ご紹介する「RZ-KV100K」、右が従来品です。
汚れが付きにくくお手入れ簡単なフッ素加工を施しているのが特長。新たにオートプレートに溝ができました。これにより、炊飯後、フタに付いた水滴が落下するのを防ぐとともに、水滴を回収して保温のためにも使われます。
ステンレスふた加熱板です(写真下)。オートスチーマープレート(写真上)の取り外しがカンタン。毎日のお手入れが楽ですね。
極上炊きで炊飯してみました
極上炊きは甘み23%アップを実現最もおいしい「極上炊きコース」で炊飯してみました。炊飯時に内釜の圧力をアップさせる機能と最後の蒸らしの段階で蒸気を送る機能を両方とも搭載しているのは日立の炊飯器だけとなっています。
炊飯時の3つのサイクルである 浸し~加熱~蒸らしの中において、「極上炊きコース」は最初の段階である浸し時に高温で浸すことによりお米がより水分を吸収するようになっています。
今回、炊飯してみた極上炊きコース。圧力をかけてゆるやかに加熱し高温を維持、内釜内の圧力を最高1.3気圧まで上昇させることで沸点を107℃まで上げ高温で炊飯。最後の蒸らしの段階でたっぷりのスチームを投入することで米の芯まで蒸らし、うまみを十分に引き出す機能を備えています。
通常炊飯コースは約39分かかりますが、極上炊きコースは約44分。約5分の差だけで「ふつう炊き」よりも甘みは約23%アップするというから驚きです。
蒸気カット機能も充実
炊きあがりました日立の従来機種では蒸気カットは「白米/無洗米」メニューの「ふつう、極上(標準、硬、軟)」コース、少量炊飯コースのみでしたが、新製品ではバラエティ調理以外のほぼ全てのコースでも蒸気がほとんど出ません。
試しに炊飯中の本体にガラスケースを被せたところ、ほとんど水滴は付着しませんでした。また、蒸気をカットしているため、ごはんを炊いているときの独特のにおいが少なくなりました。周囲の壁や家具に蒸気を当てないので、置き場所に困らないのも大きな特長です。なお、蒸気カットのメニューで炊飯している間は蒸気カットのランプが点灯します。
ふっくらとおいしそうに炊きあがりましたので、さっそく試食してみました。炊きあがりの固さなどは個人の好みに左右されるところですが、ごはん本来の甘みがとてもおいしく感じられました。
タイマーでお出かけ前にセットして帰ってきたらあつあつのごはんがお出迎え! なんてうれしいですね(炊き上がり時間は2通りの設定が可能)。しかも部屋にいやな臭いがこもらないというのは、これからの時期、大切ですね。
最近では、パン食が増えてきましたが、日本人にとって最も重要な主食である【ごはん】を見直そう・・・ということで炊飯器をレポートしました。たかがごはん、されどごはん。今までにありがちな炊飯器の弱点を一つずつ着実に克服しているという点に好感が持てました。
ふたを開けたら内ふたから水滴がごはんにしたたり落ちてきていやな思いをしたり、炊飯中には蒸気が噴き出すので設置場所に気をつかったりという今まで「当たり前・仕方がない・・」と思われていた欠点を見事に克服しています。もちろん、炊飯時の音がより静かに毎日のお手入れも簡単になっています。「毎日使うものだから」こそ! 良い炊飯器を選びたいものですね。
圧力とスチームでごはんをおいしく炊く「極上炊き」は、通常炊飯コースに約5分プラスするだけで、ごはんの甘みが約23%アップするという優れもの。ぜひ、一度お試し下さい。