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grafが近畿2府4県を旅して考えるきれいなくらし

第20回「京都の旧き良き建築物と町家のくらしを学びに。」

日本国内でも他の観光地とは異なる、奥深さを持つ街、京都。 それは悠久の時間に培われた歴史的な背景でもあり、その歴史に裏打ちされた文化であり、そしてこの都にくらす人々の魅力でもあり…。そんな京都の街の数多くの魅力の1つが、昔ながらの町家や大正、昭和に建てられた古き良きモダンな建築物ではないでしょうか。

今回は、そんな京都の建築物にスポットを当てて、京都市内にある3軒の建築物とそこでくらす人々を訪ねます。1軒目は烏丸通に面した繁華街に建つカフェダイニング[flowing KARASUMA(フローイング カラスマ)]。東京駅や中之島の大阪市中央公会堂を設計した、明治・大正時代の日本建築界の元勲とされる名建築家・辰野金吾による建築で、リノベーションの際にgrafが内装のデザインと家具を担当しました。2軒目は左京区にある[好日居]というお茶のお店へ。店主の横山さんは元は建築設計の仕事をしていました。古民家を自ら手直ししてお茶のお店を開いた経緯などを、中国茶を淹れて頂きながら伺います。最後は京都の伝統的商家の趣を残す京町家の[秦家住宅]へ。京都市の有形文化財にも登録されている住居を公開しつつ、先祖代々受け継ぐ生家を守り、現代に繋がるくらしのあり方を伝える活動をされています。建物を見学させてもらい、その活動の1つであるお料理の会に参加しました。

今回のナビゲーターは元々grafで建築・設計を担当していたジョイ(JOY)さんこと、野澤香織さん。grafとしては伊豆のオーベルジュ[アルカナイズ]をはじめ、今回訪れる[フローイング カラスマ]など様々な商業建築を手掛けたほか、ミーツ畑の作業小屋の設計もお願いしました。[秦家住宅]のお料理の会にも通っているそうです。
ジョイさん曰く、「京都に古くからある建物を通して、物事や形の由来・歴史の知識、実生活にまつわる大切な事々を、感じ取れると思います」。
普段何気なく利用している建物やお店も、そこでくらす人々と建物の関係性やくらしへの想いを聞くと、また違った意識で接することができます。京都の街で出合った建物は、そこで過ごした時間を特別に感じさせてくれたのと同時に、自らの家やくらしのあり方を考え直すきっかけを与えてくれたようでした。

クリエイティブユニット「graf(グラフ)」
大阪・中之島を拠点に、世界的に活躍するクリエイティブユニット。
1993年より、「デコラティブ モード ナンバースリー」というユニット名で、インテリアデザイナー、家具職人、シェフ、映像作家、プロダクトデザイナー、大工などの様々な分野のクリエイターが集まり活動を始める。1998年4月、大阪の南堀江にショールーム[graf]をオープン。
2000年に大阪・中之島に移転し、活動拠点となる[graf bld.]を設立。現在は、ショールーム・ショップ・レストラン・サロン・ギャラリーが一体となった[graf bld.]、隣接するビル内のオフィスフロア及び家具製造の工場を拠点に活動。東京にも活動の発信拠点としてのオフィスをもつ。「心地よい暮らしのための空間づくり」というコンセプトのもと各メンバーの個性を生かした独自の活動を展開している。
写真:grafオフィス

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