
2009年の3月、EEIEのスタートとともに始まった、この「grafが近畿2府4県を旅して考える、きれいなくらし。」もちょうど1周年を迎えました。
ということで、今回は連載1周年企画の特別編として、grafと雑誌『Meets Regional』、それにEEIEがコラボレートして進める畑便りをお送り致します。
昨年の夏から雑誌『Meets Regional』の連載と共に始まった畑作り(通称「ミーツ畑」)。そもそものきっかけは、この連載で第4回目の取材で訪ねた川西市の花材卸会社、(株)花宇の西畠清順さんとの出会いでした。
取材の後日、清順さんと食事をご一緒した時に、清順さんが「川西や能勢の山奥に、花宇で輸入した植物を生育・栽培するための土地を幾つも借りているんやけど、社員の数も限られてるし、なかなか手が回らへんで、ほったらかしにしていて…」と話すのを聞いて、「それじゃあ、空いている土地をお借りして、畑を作らせてもらえない?」と、その場のノリで頼んでみたところ、清順さんから2つ返事で「いいですよ!」とまさかの快諾。
近年、食の安全に対する不安が話題になったり、我が国の食糧自給率の低下も合わさって、農業に対する関心が高くなりつつある中、様々な企業が農業へと新規参入するとともに、地方から進学や就職で都会へと移住した20歳代~30歳代の若者達で、農業に未来の希望を描いて就農するためにUターンやIターンで地方へと移住する人々が増えています。
私たちの周りにも、そうして本格的に農業を始めた人が何人もいたり、またこの連載でも農業に情熱を燃やす若手の農業家の方々を訪ねたりもして…。
日に日に農業に対する想いが募る中、とはいえまずは自分たちで始めないとその本質は分からないでしょ!と思っていた時に巡り会った、この絶好の機会。
「これはもうやるっきゃないでしょう!」いうことで、それから1カ月後に、清順さんに案内してもらって、能勢や茨木の山奥にある土地を幾つか見て回って、結局、兵庫県の猪名川町の1反半ぐらいの土地に決定。
初夏の頃、まずは樹がほったらかしになっていて、雑草も生え放題だったところを、樹を引っこ抜いて草むしりするところからスタート。
農業を本格的にしたこともなかったスタッフが、本で調べたり、兼業農家をしている上司に教えてもらったりして、見よう見まねで土地を耕して、肥料を撒いて、汗だく泥まみれになりながら野菜作りを始めて…。でもそんな中でも、ナスやキュウリ、トマト、オクラ、にんじん、白菜などを収穫することができました。
『Meets Regional』の誌面では2009年10月号の「米と野菜」特集から「Meets Agriculture」の連載が始まり、ミーツ畑の野菜作りの様子を毎号、紹介しています。
またEEIEのブログでも畑作りの様子を紹介しています。
今回はそのミーツ畑に、さらにgrafを巻き込んで大がかりな農作業小屋作りを決行!
さらに展望は広がり、ゲストサロン&展望風呂の建築構想まで飛び出して…。
番外編として、その完成祝いの打ち上げ昼食会までを、連載1周年の特別編としてレポートします。
昨夏開催された『水都大阪2009』で、grafがアートプログラムの一環として出展したレストランブースが「PLAY! SURVIVAL~つかの間の野外レストランとその出来事」(通称:「つかの間レストラン」)。
全長約40mの木製のロングカウンターを中心に、野菜が植えられたり、週末にはドリンクやテイクアウトメニューが提供されたり、ライブやワークショップが行われたり、といったお客さんも巻き込んだgrafらしい"作品"でした。
ミーツ畑への材木運搬からしばらくして、服部滋樹さんに描いてもらったイメージスケッチを具体的な設計図に。今回、設計は元・grafの設計スタッフの野澤香織さん(通称:JOYさん)が担当してくれました。
こうしてひとまず完成したミーツ畑の農作業小屋。
その完成を記念して、2月下旬に、小屋の前で、打ち上げパーティーを行いました。
この日は、小屋造りに打ち込んでくれた家具工場のスタッフや設計をしてくれたJOYさんはもちろん、代表の服部さんやその他にも10数名にも及ぶgrafのスタッフが参加してくれました。ミーツの編集部も、編集長を筆頭に、若手スタッフも勢揃い。加えて、ミーツ畑の恩人・西畠清順さん夫妻も来てくれて、総勢30名ほどの大パーティーとなりました。
当日は、川西さんや堀田さんをはじめ、grafのメンバーがまた豪華なメニューを準備してくれました。Chapter.1で紹介した決起パーティーでも鶏肉を調達した、服部さん御用達の[中元かしわ店]でまた鶏を大量に仕入れ、ダッチオーブンで作ったタンドリーチキンをはじめ、かしわの刺身、唐揚げ、煮込み料理など続々とできあがります。カレーとナンも登場! 他にもサラダ、ポテトフライなど、テーブルにのりきらないほどでした。
今回の取材のおまけムービーです。
