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grafが近畿2府4県を旅して考えるきれいなくらし

この企画は、大阪・中之島を拠点に、オリジナル家具の企画・制作・販売、店舗・住宅設計、プロダクト・グラフィックデザイン、ブランディング、アートから食に至るまで、多方面で活躍し、世界的な注目を浴びているクリエイティブユニット「graf(グラフ)」が、近畿2府4県で暮らす様々な人々を訪ねて、その姿を通して、この時代の「快適なくらしのカタチ」を紹介します。

第16回 大阪と京都の境、大山崎で暮らしを楽しむ人々との出会い。

[graf]の名物イベントの1つ、『Taste Of Folklore (テイスト オブ フォークロア)』。これは京都と大阪の境、大山崎で農業を営む[ense(エンセ)]の小泉伸吾さんと[graf dining: fudo]による食と音楽のイベント。「地域によって必然的に生まれてきた食材。その食材によって生まれた料理方法など、民俗が暮らす必然性から学ぶ」そんな思いをテーマにスタートしました。[ense]の野菜を使って料理人がライブで調理し、その料理に合わせて、この日のために結成される楽団[テイスト・オブ・フォークロア ラウンジオーケストラ]が音を奏で、お客さんはその場で食するという、ライブ感たっぷりのイベントです。今までで6回開催していて、[ense]の食材を料理人が様々な調理方法で調理し、毎回新しい食べ方を提案し、お客さんに楽しんで頂いてます。この連載でも、去年の夏、中之島の「水都大阪2009」のgrafのレストランブースのオープニングで行われた『Taste Of Folklore 』の様子をご紹介しました。

今回は、そんなgrafとも関わりが深い[ense]の小泉伸吾さんの畑を訪ね、少し早い夏野菜の収穫も体験させてもらいます。農業イベントやミーツ畑ですっかり野菜作りに開眼したgrafのメンバーにとって、小泉さんの畑はまさにお手本! 小泉さんの畑を訪れるのは初めてのメンバーもいて、みんな興味津々です。

そして[ense]の野菜を販売している、食と暮らしのうるおいサロン[Rerish(レリッシュ)]や[アサヒビール大山崎山荘美術館]にも立ち寄り、最後には名水百選にも選ばれている名水の地・水無瀬神宮そばに住んでいるスタッフの増地孝泰さんご夫妻のお家を訪問。grafが設計デザインを担当した増地さんのお家のダイニングキッチンにて、[レリッシュ]の主宰者、料理研究家の森かおるさんと、元[graf dining:fudo]のシェフで料理研究家の堀田裕介さんによる『enseの夏野菜の料理会』を開催! 

大阪と京都の境に位置し、大阪にも京都にもアクセスが良いたいへん便利な立地でありながら、雄大な自然と代々守り継がれた文化が共存する京都府乙訓郡大山崎町と大阪府三島郡島本町山崎。この地の人々の暮らしを訪ねてみると、都会に住んでいると感じられない、地元に対する誇りと愛、そしていろんな意味での暮らしの豊かさがありました。

第15回 滋賀・湖面 水に恵まれた地で、農業と伝統産業を守りくらす人

この連載企画では、第1回では木之本の[冨田酒造]さん第10回には湖北の[お米の家倉]さん、と滋賀の湖北地方を訪れ、湖北との縁に恵まれましたが、それ以来、その輪はますます広がりつつあります。grafで昨年開催された『田園ドリームプロジェクト』は、そのつながりから発展した、滋賀の若い農業家たちとのコラボ企画展でした。家倉さんを中心に、写真家のMOTOKOさんを招いての「おいしいお米の食べ方」をテーマにしたトークショーは大成功。続いて今年の3月には、湖北の若手農家集団[konefaコネファ(kohoku new farmers)]が春を迎える民俗行事「オコナイ」をテーマに展示した『konefa+graf seazon1』も開催されました。お餅に関するイベントや郷土料理教室、それにコネファのメンバーが作る野菜や米のマルシェなど、いずれも盛況で、京阪神の人々に滋賀の食の豊かさを存分にアピールできる良い機会となりました。 その企画展では、湖西の物産品なども販売しており、今回訪れる[近江手造り和ろうそく 大與]の和ろうそくも、その時に並んでいた商品の一つです。[大與(だいよ)]の4代目の大西巧さんは[冨田酒造]の冨田さんの友人でもあり、grafのみんなも和ろうそくに触れてみて、以前からその和ろうそく作りの現場を見てみたいと思っていました。

そして滋賀の湖西・高島市の[針江のんきぃふぁーむ]の石津大輔さんは、『田園ドリームプロジェクト』のメンバーの1人。地域の有機農業のパイオニアだったお父さんから農業を受け継ぎ、高島市の針江でお米や野菜を作っています。しかし、実は石津さんとgrafとの出会いは『田園ドリームプロジェクト』の立ち上げよりも前。石津さんはかつて大阪で働いていたことがあり、共通の知り合いを介してgrafと知り合いました。
grafは昨年よりミーツファームを手掛けて自ら農業に携わるようになったこともあり、石津さんは良きアドバイザーでもあります。

今回はそんな大西さんと石津さんがくらす湖西地区を訪ねました。 お昼ご飯には[針江のんきぃふぁーむ]のお米を釜戸で炊く体験ができる[ソラノネ食堂]へ。そして川端(かばた)と呼ばれる湧き水を生活用水として利用する針江地区のくらしも訪問。そこには、自然が豊かで水に恵まれた、この湖西の地らしい、湖西にしかないライフスタイルが、ちゃんとありました。

クリエイティブユニット「graf(グラフ)」
大阪・中之島を拠点に、世界的に活躍するクリエイティブユニット。
1993年より、「デコラティブ モード ナンバースリー」というユニット名で、インテリアデザイナー、家具職人、シェフ、映像作家、プロダクトデザイナー、大工などの様々な分野のクリエイターが集まり活動を始める。1998年4月、大阪の南堀江にショールーム[graf]をオープン。
2000年に大阪・中之島に移転し、活動拠点となる[graf bld.]を設立。現在は、ショールーム・ショップ・レストラン・サロン・ギャラリーが一体となった[graf bld.]、隣接するビル内のオフィスフロア及び家具製造の工場を拠点に活動。東京にも活動の発信拠点としてのオフィスをもつ。「心地よい暮らしのための空間づくり」というコンセプトのもと各メンバーの個性を生かした独自の活動を展開している。
写真:grafオフィス

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