
vol.001
09.04.01
日々、わたしたちを癒してくれる街のカフェは、お部屋アレンジのアイデアの宝庫。
絵本や美術書などから切り取られたかのような素敵な雰囲気づくりには、ちょっとしたコツがあります。
そんなカフェで見つけた"とっておきのイメージ"を、おうちのリビングなどに上手に取り入れて、くらしをクラスアップさせましょう。
自分のお部屋のように、気軽に使える空間
店内に置かれた小さなアンティークのオルガン。「これはもともと家に置いてあったもの。古いものが好きだったから、ちょこちょこ集めていたんです」とオーナーの松浦さん。
現在、[Mahisa]など4つある店のうち、2店舗目として13年前にオープンした[Organ]は、「自分の部屋のように使ってほしい」という思いから生まれました。
そのため重視しているのが、手づくり感。窓にカーテンではなく切りっぱなしの布をかけたり、テーブルも自分たちで作ったり。
そこここに飾られた額入りの写真や、テーブルのグリーンもスタッフが用意したもの。
「あえて統一感を出しすぎないために、イスもバラバラにしています。失敗することもありますよ(笑)。店は生き物と同じで、お客様といっしょに成長していくもの。ああでもない、こうでもないと言いながら雰囲気を作っていくのが、店のあり方として正しいと僕は思います」。
店づくりのうえで松浦さんが特に意図したことが、紅茶専門店らしくないことだったそう。
「紅茶といえばイギリスやインドというイメージですが、それはやめておこうと。そういった国のイメージにならないためにも、形式にこだわらずいろんなものを置いてるんです。
紅茶だけを求められるのではなく、自由に使っていただきたいから。この気持ちは13年経った今も変わりませんね」。
TEL 078-332-7590
神戸市中央区三宮町2-5-11 2F
12:00~21:00 無休
紅茶630円~、タルト470円など
http://www.o-cha-ya.com/organ/organ.htm
サロン的な空間としても楽しめるお店を
通販のカタログ編集を手がけていた大川潤さんとグラフィックデザイナーのご主人が、ワークショップやライブ、展示会など、サロン的な空間としても利用できるカフェと、こだわりの雑貨を扱うお店としてオープンした[トリトンカフェ]。
「大川さんが海外ロケの合間によく訪れていた蚤の市の雰囲気もお客様に楽しんでいただけたらと、雑貨スペースもあるカフェにしたそうです」と福井店長。
「今年で10年目を迎えましたが、開店当初はカフェ+雑貨店という形態は神戸ではまだ珍しかったんです。だからこそ気に入っていただけたのか、寒い日も暑い日もこの北野坂を登ってきてくださるお客様に感謝しています」。
常連さんたちが好んで座るのが、北と東側にある大きなガラス窓にくっついたカウンター席。
外に向いているのに2階なので、通行人と目が合うことがないからのんびりできます。
カウンター席であることも一人で入りやすい理由のよう。
「窓から見える大きく伸びた街路樹も好きな方が多いですね。夏は青い葉を広げ、秋は紅葉し...と四季の変化を楽しめます」。
空間の心地よさを演出する秘訣は、"飽きがこない"内装のコンセプトにもあります。
「イスは丈夫でスタンダードな教会イスを使用していたり、床も木目だけだと印象が暗く、コンクリートだと味気ないので両方を使ったり。ちょっとしたことなんですけどね」。こんな細やかさこそが居心地のよさの決め手なのです。
TEL 078-251-1886
神戸市中央区中山手通1-23-16 2F
12:00~20:00 水曜休
紅茶630円、ストロベリーロールケーキ525円など
http://www.triton-cafe.jp/