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PICK UP ~編集部のおすすめ~

おうちカルチャー

10.03.17

【DVD】映画界の大黒柱なおとうちゃん男優。

宇津井健に長塚京三、段田安則に田村正和もドラマで父親役が多いですが、では映画ではどうでしょう。ということで、樹木希林・宮崎美子・秋野暢子の"日本のおかあさん女優"に続く第2弾は"おとうちゃん俳優"。家族で1人だけ食卓に刺身が並んでいそうな(※イメージ)日本人俳優御二方、そしてハリウッド新世代のおとうちゃん俳優はこの方です。

『たみおのしあわせ』(メディアファクトリー)DVD発売中 4,935円 (C)2007『たみおのしあわせ』フィルムパートナーズ

ダンディズムおとうちゃん。 原田芳雄:『たみおのしあわせ』

『父と暮らせば』や、天下の日本のおかあさん女優・樹木希林と夫婦を演じた『歩いても歩いても』など無骨な父親役が多い原田芳雄。どうにも若きジブンは悪でした、というような漏れでる匂いがたまりません。「時効警察」でもおなじみの俳優・岩松了が監督した本作でも、冴えない草食系な息子オダギリ ジョーの婚活に躍起する父親を演じるのですが、ミスターダンディ原田芳雄ですからスンナリいきません。なんと息子の婚約者である麻生久美子演じる魔性の女に誘惑される...という、こともあろうか父親がロマンティックを横取りしてしまうのです。妻に先立たれ、男2人で暮らす父子の女性コンプレックスが全開のシュール劇というところ。原田芳雄とオダギリ ジョーの間の抜けた小競り合いも楽しいです。

『幸福のスイッチ』(東北新社)4,935円 DVD発売中 (c)2006 「幸福のスイッチ」製作委員会

ビジュアル系春団治おとうちゃん。 沢田研二:『幸福のスイッチ』

女の秋野暢子、男の沢田研二? 父親役こそ少ないけれど、実の妻・田中裕子と夫婦漫才師を演じた『大阪物語』と和歌山県田辺市でロケをした本作で、かつての"日本のデヴィッド・ボウイ"は映画では"関西のおとん"のイメージ濃厚。「金儲けより人情」な地元密着型デンキ屋の主人を演じる『幸福のスイッチ』でも、上京娘・上野樹里の職業がイラストレーターだと聞くや、「なんや横文字かい」とメンドクサそうな顔をしたり、人生どん詰まりの娘が出戻りを匂わせば、ど阿呆いくら投資した思っとんねん、と背中を押す不器用なおとん役がハマりすぎ。しゃべりの浪花なテンポも耳心地が良いんです。...ところで近頃はジュリーを拝見すると背後霊に藤山直美さんが見える、ような気がしてきました。

『96時間』(20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)3,990円

対セガールおとうちゃん。 リーアム・ニーソン:『96時間』

父親リーアム・ニーソンで思い出すのは『ラブ・アクチュアリー』。とても息子愛に溢れる優しいパパでしたね。『96時間』のリーアムパパも愛がとても強いですよ。初の海外旅行で浮かれる17歳のおバカ娘が人身売買組織に誘拐されてしまうのです、そして元秘密工作員のパパが娘奪還のために立ち上がるのです。そこまでしなくても...とひいてしまうほどの悪党血祭り、娘への愛が大暴走。"タイソウな前職+強すぎる父親"という内容からして、これ完全なるセガール映画。スティーヴン・セガールもノンキに「沈黙」している場合じゃありません。リーアム・ニーソンは次回作の『タイタンの戦い』(4月日本公開)でも主人公ペルセウスの父・神の王ゼウスを演じるようで、新世代おとうちゃん俳優の誕生です。

廣田彩香/フリーライター

廣田彩香/フリーライター

強烈なおとんを持つ二世監督の映画がまもなく公開! デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズの『月に囚われた男』(4月下旬関西公開/梅田ガーデンシネマ)に、デヴィッド・リンチの愛娘で問題児のジェニファー・リンチは"リンチ版羅生門"な『サベイランス』(4月関西公開/シネヌーヴォ)。楽しみです。

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