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PICK UP ~編集部のおすすめ~

おうちカルチャー

09.12.02

【COMIC】掃除の息抜きにピッタリの、読み切り感動マンガ集。

今年も残り1カ月を切りました。毎年思うけど早いな~。年末といえば掃除...整理整頓が大の苦手な私にとっては苦痛の12月。掃除をしようとしてはアルバムをめくり脱線、昔買ったCDを聞いたりマンガを読みはじめてまた脱線...挙げ句の果てにそれを掃除が進まなかったせいにする始末! でも大掃除には休憩も必要ですよね? そんなわけで今回は泣ける1~2巻の完結マンガをご紹介します。

『ラッキー』©村上かつら/小学館(小学館ビッグコミックス)580円

5文字がつなぐ、愛の物語。

小学5年生の日置裕太は幼い頃に母親を亡くし、父親と2人暮らし。家事を分担している裕太は遊ぶヒマもなく友達が少ない。ある日裕太は押入れから"犬ロボ"を発見する。それは最近流行のペット犬ロボの初期型で、新型のように音声でコミュニケーションはとれないが、主人を模倣し、顔についたディスプレイに5文字の言葉を映し出し交流する犬のロボット。名前はラッキー。裕太が生まれるずっと前に、子供が授からなかった両親が飼っていた。亡くなった母親が大切にしていたラッキーには母親の記憶がたくさんつまっていた。再び日置家の一員になったラッキーと裕太の不思議な物語です。母親の気持ちがインプットされたラッキーと裕太は5文字のシンプルな言葉で通じ合っていきます。しかしラッキーは旧型のため修理ができずバッテリーが上がってしまうと動かなくなってしまうんです。残された時間を通じ裕太が成長していくストーリー。お涙ちょうだいな設定とわかっていながらも本当に感動する1冊です。

『美咲ヶ丘ite 第1集』戸田誠二(小学館IKKICOMIX)650円
※ 第2集2010年1月末発売予定)

平凡のなかに潜む、人間模様。

つづいて、どこにでもありそうな街"美咲ヶ丘"の住人を主人公にしたオムニバス短編集。ユウタはおやつが大好きでいつも晩ごはんが食べられず母親に怒られてばかり、ついにお小遣いゼロに(「オムライスはいらない」より)。ある日ユウタは、鈍くさくクラスで浮いた存在のクラスメートのハギタの家に、新型ゲームを目当てに遊びにいく。ハギタの家でケーキを食べたあとオムライスを勧められひとり返事をしたユウタはハギタの母とふたりきりになる。その時にハギタと仲良くしてほしいとハギタの母親にお金を渡される。ショックのまま帰宅したユウタの家の晩ごはんは母親特製オムライス。そしてお小遣いも復活し...ただ黙って食べつづけるユウタ。
いろんな住人(サラリーマン、OL、フリーター、歌手志望の女の子など)の平凡だけど日常の小さな波を描いた短編集。「これ、わかるな~」と感じるツボがあなたにもあるはずです。

『くらしのいずみ』谷川史子(少年画報社ヤングキングコミックス) 570円

いろんな夫婦のカタチが登場します。

最後は "夫婦"をテーマにした1話読み切り短編集をご紹介。どんな夫婦の物語なのかといいますと...

  • 中学生からの同級生夫婦・染井家。口数の少ない奥様の本当の気持ちを知りたいモヤモヤのダンナ様カップル。ダンナ様は奥様の本音を聞くことができるのか?
  • プラネタリウムで働くお母さんのようにマメなダンナ様とジムのインストラクターで男勝りの奥様カップル・小嶋家。なにもかも正反対な夫婦が一緒にいる意味って?
  • とある事情で遠距離なうえ仮面夫婦の島岡家。都会でバリバリ働く奥様と田舎で農業をするダンナ様、すれ違いの思いとは...。

などなどいろんな夫婦のカタチが詰まっています。実はこの短編集の中にひとつだけつながるストーリーがあります。これが涙するお話なんです...。ここではあえてご紹介しませんが、ぜひ手にとって読んでみてください。著者の谷川史子さんは人気少女マンガ家ですが、このコミックスは青年誌で連載されていたものなので、ダンナ様と共有して読める1冊です。

八木泉

八木泉(ジュンク堂書店千日前店)/漫画一筋、書店店員。

漫画一筋、書店店員。酒と漫画と男と女、それさえあれば生きていけます。机など散らかっていることがあると、お店のメンバーが私のせいにします...まあ大概犯人は私ですけど。[ジュンク堂書店千日前店]は相変わらずおもろいフェアと品揃えで皆様をお持ちしております。

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