1. EEIE HOME
  2. PICK UP
  3. しあわせの光をおうちに届けたい
  4. 大聖堂はどうやって造られるのか、知っていますか?〜秋の夜、読書で心は中世ヨーロッパへ翔ぶ〜

PICK UP ~編集部のおすすめ~

しあわせの光をおうちに届けたい

12.10.17

大聖堂はどうやって造られるのか、知っていますか?〜秋の夜、読書で心は中世ヨーロッパへ翔ぶ〜

こんにちは。大阪のステンドグラス講師、吉田ちかこです。
読者の秋ですね。今回はステンドグラスにまつわる小説とDVD、そして絵本をご紹介させて頂きます。

大聖堂はどうやって造られるのか、知っていますか?

〜秋の夜、読書で心は中世ヨーロッパへ翔ぶ〜

大聖堂 (上) (中) (下) ケン・フォレット (著), 矢野 浩三郎 (翻訳)
出版社: ソフトバンク クリエイティブ

まずは小説。その名も『大聖堂』です!イギリスの人気作家、ケン・フォレット(Ken Follett, 1949年6月5日 - )によって書かれた歴史小説です。1989年に刊行されると世界的ベストセラーになり、1991年には日本語版が出版されました。
12世紀イングランドで初めてゴシック建築の大聖堂が建築されるさまを、教会建築に関わる様々な階級の人々の人生を絡めて書かれています。大聖堂建立とは、巨額のお金が動く大公共事業。愛に満ちた神聖な建物の裏で渦巻く、利権の血生臭い世界・・・と書くと暗そうですが最後は水戸黄門ばりに勧善懲悪モノ‼「悪いヤツは地獄へ落ちればよい!カッカッカッカッ」と、神様が仰っているかのような一件落着!スカッとするし、読後感は最高ですので、安心してお読みください。
個人的に嬉しかったのは、「映画もネオンも超高層ビルも知らない頃に、大聖堂のステンドグラスを見てみたかった」という私の叶わぬ願いを追体験できたこと。現代の私たちでさえ感動するステンドグラス。12世紀の人々は、私達をさらに上回る強烈な感動を味わったという事が、下巻の十七章あたりに出てきます。ストーリーに関することは、これ以上書かないことにします。
本当に、むーーーっちゃくちゃくちゃ面白いですよ。上中下の3巻で1800ページありますが最後まで面白くて眠れません。おかげで私は寝不足になりました。

「そんなに長編、本は苦手だわ...」と言う方には、DVD『大聖堂』も発売されています。

  • ダークエイジ・ロマン大聖堂
  • ダークエイジ・ロマン大聖堂  ケン・フォレット原作 リドリー・スコット製作総指揮
    時間: 437分 販売元: ポニーキャニオン DVD発売日: 2012/01/18

    イギリス版大河ドラマ。映像化にあたりストーリー改変と短縮が行われたため、本を読んだファンには、ちょっと物足りない部分もあるようですが、やはり映像にしかない良さがあります。私が小説『大聖堂』を読んでいる最中にふと気になった事、「フィリップ院長が着ている12世紀の修道服って、みんなわかりながら読んでいるの?」という事。私は仕事で観たり描いたりするので、「サン・ドニ修道院の時代、やっぱりフィリップ院長もフード付を着て頭の天辺を剃髪しているのかしら・・」と登場人部を想像しながら読んでいましたが。中世フランスの様子を知れる貴重な情報の多い映像も良いものです。小説では伝わらない中世ヨーロッパの雰囲気を味わってください。

「本もDVDも時間がかかりすぎる!もっとササッと大聖堂の建築法が知りたいよ!」という方にオススメはこちら!

  • カテドラル―最も美しい大聖堂のできあがるまで
  • 『カテドラル―最も美しい大聖堂のできあがるまで』(Cathedral: The Story of Its Construction)、著者(文章・絵): デビッド・マコーレイ (David Macaulay)  出版社:岩波書店 (1979/03)

    こちらは絵本です。13世紀フランス、架空の町シュトローに大聖堂が建てられるまでの工程を描いています。子ども向け絵本と侮ってはいけません。かなり本格的に教会建築のあれこれが説明されています。ヨーロッパへ教会を見に行かれる方なら、大人でも全員読んでいった方が良いような内容です。この絵本は1973年度コールデコット賞(アメリカで出版された絵本の中でもっともすぐれた作品の画家に対して年に一度贈られる賞)に選ばれました。
    大聖堂建築が「神様に捧げるお仕事」だとしたら、時間をかけて精密なペン画で描かれ、丁寧に作られたこの絵本もまた、まちがいなく神様に捧げるお仕事の一つだと感じます。

いかがでしたか?ご興味あるなら躊躇せず、一度お手にとってみてください。ステンドグラスもいいですが、今回はもっと大きく大聖堂に目を向けてみました。好奇心というものは止まるところを知りません。私も趣味でステンドグラスを始めた頃は、将来自分が大聖堂建築にまで興味を持つようになるとは思いもよりませんでした。ほんの些細なきっかけが人生を変えるものですね。

こちらのブログでも吉田ちかこがステンドグラス情報を発信しています。http://ameblo.jp/ticaco-yoshida/
『101のあい展』~アイギャラリー移転オープニング企画展に出展します。
~2012.11/17sat.~12/1sat. 13:00~20:00 大阪市中央区南船場2-10-17
お問い合わせは主催 ai gallery 050-3612-2771まで

PAGE TOP

  • リビングライフラボ
about
吉田ちかこ: 大阪在住。
ステンドグラス作家/講師。
ステンドグラス絵付けの古典技法を生かしながら、今の暮らしに光をもたらす作品づくりを目指して活動しています。
「なんばパークス産経学園」「大阪狭山市公民館」「阪急茨木市駅前coucou」にてステンドグラスレッスンを開催中。
第3回ステンドグラス美術展入選。大阪市立なにわの海の時空館『遊海なアート展』等、出展。

公式ブログ Atelier mon bijou
http://ameblo.jp/ticaco-yoshida/
PICKUP Index
~DIY好き、必見!じぶんでガラスを入れ替える方法♪(後編)~
~DIY好き、必見!じぶんでガラスを入れ替える方法♪(前編)~
外伝!モリスとバーン=ジョーンズの、人には言えない恋のお話♡
大聖堂はどうやって造られるのか、知っていますか?〜秋の夜、読書で心は中世ヨーロッパへ翔ぶ〜
兵庫県立美術館 『バーン=ジョーンズ展』 ご招待券プレゼント!!