
10.09.01
旅の楽しみのひとつに、旅先から手紙を書く、ということがあります。家で待つ家族や、離れて暮らす友人に向けて、旅の模様をひとこと。出しそびれた残暑見舞いの返事も、旅先からならば自然に送れます。
ハガキを書く場合は、ぜひ現地で購入を。その土地の風景が描かれているハガキや名産の和紙、観光地でよく売られている地名ロゴが入ったツーリスト向きのものも、旅気分を盛り上げてくれるはず。最近は「ご当地モノ」が各地に浸透し、郵便局では、名物や名所をかたどった全国47都道府県のご当地カードも登場。送る相手の顔を思い浮かべながら選ぶのも楽しいものです。
それから、手紙を出す場合は必ず郵便局の窓口へ出向きましょう。その地域限定の切手を選んで、ハガキとコーディネートをしてみるのが楽しみ。そしてもうひとつ、ぜひ窓口で尋ねてみてほしいのは、「風景印」。各地の名所や名物をかたどった鳶色の大きめの消印のこと。すべての郵便局にあるわけではなく窓口で訊ねてみないと分からないのですが、出合えた時の喜びがあります。ご近所の京都や大阪の小さな郵便局でも、思わぬグッドデザインの風景印に出合えることがあります。
ハガキと、切手と、風景印。送る相手の顔を思い浮かべながら、オリジナルの組み合わせを楽しんでみては。携帯メールに写真を添付して、瞬時に送信できる時代だからこそ、旅先で手紙を書き、切手を選び、数日かけて届くまでの時間が特別な思い出として相手に届くはずです。
ご当地フォルムカード 180円(120円切手が必要)
http://www.postacollect.com/gotochi/index.html
全国各地の食べ物や名所をかたどったポストカード。旅先の観光地や、食べた名物のハガキを選んで送るのはもちろん、遠くに住む友達や家族に、ふるさと自慢や近況報告を書いて送るのも喜ばれそう。宛名面には県庁所在地や人口、面積、県のシンボルや名所旧跡などのご当地基本情報も。09年9月に初登場し好評につき、10年7月に第2弾が登場、全部で95種類。左から、滋賀県(信楽焼のたぬき)、京都府(舞妓さん)、大阪府(通天閣)。
ポスト型ハガキ 180円(120円切手が必要)
http://www.postacollect.com/post/index.html
懐かしいかたちのポストには、郵便局の名前入り。郵便グッズが好きな人にはたまらないアイテム。愛媛県松山市の「松山マドンナ郵便局」や、高知県高知市の「龍馬郵便局」、香川県小豆島の[オリーブの島郵便局]など、珍しい局名のハガキをコレクションする人も。全国約20,000軒の郵便局で発売中のため、コンプリートまで集め甲斐がありそう。
[東寺五重塔]と舞妓さんの[京都中央郵便局]、大阪城と高麗橋の[大阪高麗橋郵便局]、ポートタワーと六甲連山の[神戸下山手郵便局]の風景印。
全国で12,000種程度、近畿2府4県には約1,340種(2010年1月現在)使われているという風景印。正式名称は風景入通信日付印(ふうけいいりつうしんにっぷいん)。手紙が好きな人の間では、根強い人気がある。ふつうの消印よりふた回りほど大きいので、宛名面の切手周辺はスペースを広く空けておくのがおすすめ。窓口で申し出ると郵便局の窓口担当者が押印してくれますよ。郵便物を封筒に入れるか包装紙等で包み「風景印でお願いします」と記載してポストへ投函し、押印してもらう方法もあります(はがきや封書への消印は原則機械により一括処理されるため、風景印で押印されない場合があるので窓口が確実)。
こけし通信筒 472円 宮城物産
☎ 0224-26-2844
番外編として個性派通信アイテムをご紹介。宮城の伝統的工芸品、こけしをかたどった通信筒。胴体に筒状に巻いた手紙を入れ、添付の荷札に120円切手を貼り住所を書いて、そのまま投函できます。受け取った人はまさか手紙とは思わないはず、荷札には「底のネジを取ると中に通信文が入っています」とメッセージが。読んだあとは飾って楽しみたい。絵付けはすべて手作業で行われるため、顔つきや柄の色、形はひとつづつ異なります。