
10.04.07

入学式や進級、お花見、行楽と、カメラの出番が増える季節。いつもは子どもの笑顔や成長ぶりを撮影することが多いと思われますが、時には子どもたちにカメラを持たせて撮影会をしてみるのはいかがですか?
子どもの成長ぶりとともに、子ども自身が撮った写真を残しておくのも、後から振り返ったときに面白そう。
携帯のカメラやコンパクトデジタルカメラなら、小さい子どもでもすんなり操作ができ、その場で画像を見られるので家族で楽しめます。子どもの視点はどんなものでしょうか? 親や兄姉が撮ったものと見比べて、目の付けどころの違いを楽しむのはいかが? 小さな子どもの写真こそ、偶然の産物が芸術的だったりするかも。
また、我が子や孫が撮影してくれるとなれば、家族の表情もおのずとほころんで、いつもとは違った趣きの家族写真になるかもしれませんね。
今回は、5歳の男の子と8歳の女の子に、カメラマンになってもらいました。撮影のようすと作品をレポート!
優希くん(5歳)。初めてのカメラにも臆せず、積極的に撮影。結果、たくさんの思い出が形として残りました! 小さな手でも、カメラを落とさなかったそう。
この日はじめてカメラを持った優希くん(5歳)。コンパクトデジタルカメラのシャッターの位置だけ教わったら、あとは気の向くままに夢中でパチリパチリと撮影していたそう。「飽きずに長時間撮影していましたよ。たまにこうして遊ばせると、集中力が養われるかも」とはパパ談。
今回は休日の[万博公園](大阪・吹田)に家族でお出かけして撮影。花や木、鳥、人、モニュメントなど、子どもが興味を惹かれるものがたくさん揃っている、カメラデビューに持って来いの場所だったようです。
また、4~5歳の子どもにとっては、その場で写真を確認できるデジカメや携帯のカメラの方が、フィルムカメラよりも楽しめます。フィルムを現像するためのタイムラグが、「自分が撮った写真」という実感を薄れさせてしまうようです。最近のデジカメは軽くて高性能なので、手ブレも少なく、ピンぼけの心配もほとんどありません。



右端のクラッカーを持つ手は、お姉ちゃん。いたずら心でフレームイン! 図らずも斬新な遠近感を持った写真に。家族で過ごすさりげない時間が切り取られていて、素敵な1枚ですね。
上段中央の写真のとおり、背伸びして撮ったのがこの太陽の塔。それでもまだまだ手が届かない、大きな塔。白と赤の配色が青空に映えて、きれい。
ギリギリまで寄って迫力満点。花びら1枚1枚までよく見えます。ソフトな色彩なので全体的に優しい印象。お花が好きなのはママ譲りだそう。この他にもお花の写真はたくさん撮りました。
ストリートパフォーマーをパチリ。大人はきっと、パフォーマンス中を撮影するけど、優希くんはなぜか舞台裏のカットが多かった(笑)。パパいわく、「たぶん、たまたま」。
未夢ちゃん(8歳)。ピアノ嫌い。外で遊ぶことが大好き。写真がうまいひとは子どもの頃からセンスがあるという好例のような女の子。
今回写真を撮ってきてくれたのは、未夢ちゃん(8歳)。どこで覚えたのか「カシャ、カシャ、カシャ、カシャ、キャメラマーン!」といって写真を撮るポーズをして遊んでいるうちにカメラ小僧に。写真下手のママに似ず、きっちり構図を決めて、ファインダー越しにイメージが固まるまでは、なかなかシャッターを押さない本格派。新聞社に勤めるパパの一眼レフも(勝手に)使いこなします。将来はホンモノのカメラマン?
はじめての海外旅行先のハワイにて。大人に負けじと未夢ちゃんもマイカメラ持参(といっても実はママの古い携帯)。「もっと寄って!」「動いちゃダメ!」とカメラマンばりの指示が飛びます。かわいいカメラマンにみんな自然な笑顔! 構図もバッチリです
「公園に出かけて好きなもの撮ってきて」と言ったら、ハトを撮り始めた。でもうまくフレーミングできず、見るものをどんどん撮影。 最後はちょっとブレたこのカットが気に入った様子。カメラマンの素質あり?
実は未夢ちゃんはピアノの練習が大キライ。「お気に入りを撮るね!」といって撮影してきたのがこれ。その微妙な子供ゴコロに、ママもびっくり。よく見ると自分を励ますように好きな写真も飾ったりして不思議なコーディネート。
2010年の年賀状用に、ということでパパからオーダー。はりきって動物園へ。いつも寝ているトラがこの日は起きていて、こっちを向いてくれた! と大はしゃぎ。子供にはトラも緊張しないのか、素の表情。ちょっと近すぎませんか...!?子どもたちが撮った写真をこうして見てみると、子どもにとって写真撮影は、大人が思っているほど難しくないようです。一方、写す対象や動機は、その子どもの個性や子どもらしさがすごく表れています。
これも、どんどん大きくなっていく子どもたちの、「いま」の感性を形に留めるための、いい方法ですね。
さて、次回は、撮りためた写真を、本の形にしたり、インターネットで公開したりして楽しむ方法をご紹介します。お楽しみに。