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PICK UP ~編集部のおすすめ~

くらしのしお

12.11.07

「"わら土手バネ椅子"再生ワークショップ」レポート 自分でレストア(再生)することのしあわせ(後編)

急に寒くなり、慌てて冬物を出してきました。でも小学生の娘は、私より1枚少なくて十分のようです。家族の中でも衣替えの時期はずれますね。

さて、今回も前回に引き続き、「"わら土手バネ椅子"再生ワークショップ」のレポートをお伝えします。今回はいよいよ椅子の完成です!

【3日目:わら土手をつくる、布地を貼る】

9月23日(日)「わら土手作り」「地布貼り」「生地貼り」
とうとう最終日。最終イメージは見えているものの、その工程はかなりの大きな山がありました。

  • わら土手作り

今回の椅子は昭和時代につくられた椅子で、座面の内部に「わら土手」があります。
普通はバネやクッションだけでつくられている椅子が多いですが、この「わら土手」をつくることで、座り心地が一段とアップします。

座面に一枚下布を貼り、わらをくるむ布を椅子に釘で打ち付けます。
下布、くるむ布は、コーヒー豆を運ぶためのドンゴロスというものです。

四方に布をつけ終わると今度はわらをひとつまみ。

わらをくるみ込みます。

この作業、椅子職人の三木さんは軽々と進めていますが、私たち素人にとってはかなりの難作業!
左手でわら土手を固定しながら、右手の金づちで釘を打ち込む。思うところに打ち付けなくて、ひどいときは自分の指に当たりそうになりました。

周囲にわら土手を完成させたところ。「わら土手」の丸みと堅さは、そのまま座り心地に反映します。

  • 地布貼り

土手が完成すると、ようやく山の頂上が見えた感覚です。
地布を貼る前に、周囲の土手のレベルに合うように、スポンジを置きます。

新聞紙で、大まかな大きさを測り、スポンジをカット。

スポンジとスポンジくずを重ねて、ボンドで接着。最終形に近づいてきた!

座面のコーナーのアップ写真。この丸みが、椅子に一つ一つの個性を与えます。

スポンジの上にもう一枚薄いスポンジを貼ります。
コーナー取りがとても難しい!

そして、仕上げ布の直前の地布を貼ります。この作業は、仕上げの生地貼りと同じ作業なので、「生地貼りの練習だと思って貼ってください」と三木さん。

地布にしわができないようにカットしながら、納めていきます。

背もたれ部分との境目は、ハサミで切れ目を調整しながら、スポンジの沈みの中に布の端を入れ込んでいきます。

  • 生地貼り

これが最後の行程です。
地布貼りが終わると、一度緊張が切れて、地布貼り状態の椅子で一休みする光景が。
付きの生地貼りのエネルギーをためているのか、今までの作業でくたびれているのか。。。

参加者全員思い思いの時間を過ごします。

そして、地布貼りと同様に、生地を貼ると完成!
座面の前側に化粧釘を打ち、椅子に表情を与えます。

  • 私も思わず記念撮影!
    全体に疲れが出てきております。
    周囲は、2脚目を作業する参加者の方々。

みなさま、本当にお疲れさまでした!
このワークショップをご支援していただいた方々、ありがとうございました!
また、同じ椅子を再生し、顔見知りになった参加者のみなさま、今後ともありがとうございます!
そして、このイベントで巡り会った椅子に、感謝!

【椅子だけじゃない、ビル丸ごとを再生!
「古ビル再生博覧会」~ビル博~のご案内】

さて、これらの再生された椅子は10/13~11/4に、同ビルで開催する「古ビル再生博覧会」のイベントの一つ、「小さな椅子の2nd Cycle展」で展示されておりました。

  • 再生された昭和ビルの廊下に、展示されている椅子たち
  • ■場所:OSKビル(大阪市中央区久太郎町3丁目1-22)
    ■アクセス:地下鉄「本町」駅 徒歩4分
    ■今回のイベント「小さな椅子の2nd Cycle わら土手バネ椅子の再生ワークショップ」のFacebookページはこちら

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  • リビングライフラボ
about
山本和代: 住宅建築、グラフィックデザイン等を手がけながら1児の母として、家事、子育てと奮闘しています。
気さくで、おおらかな性格。小さなことから小さな幸せを見つけるのが好きで、毎日を楽しく過ごしています。

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