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PICK UP ~編集部のおすすめ~

くらしのしお

12.07.11

デザインは、プラスα、マイナスα?!

はじめまして。大阪在住のデザイナー、山本和代です。
私のデザインとの出会いは、幼少の頃にとてもステキなポスターを見たときでした。紙一枚でこんなに心がときめくなんて...と思い、「大きくなったらこんなものをつくりたい」と考えていました。
建築・空間デザインとの出会いは、中学生の頃、当時万博記念公園内にあった国際美術館に遠足に行ったとき、アプローチの引き込まれるデザイン、周囲環境との調和に圧倒されました。住宅設計に関しては、小学生の頃、新聞折り込みのマンション広告図面に、「私だったら、こんな住まい方するなぁ」とペンでぐいぐい書き込んでいました。
それが今の自分につながっています。小さい頃の思いや感覚は、大人になっても、とても大事だと思います。このコラムに書かせていただく内容は、自分の思いや感覚を中心に、そして読んでいただく方には、その方の思いや感覚に少しでも響いてもらったらうれしいです。

プラスαがあると、うれしい

住宅リフォームのときに、単に問題解消だけではなく、プラスアルファのシンプルで機能的な空間を実際に施工した事例をご紹介します。
マンション住宅の2つの個室を1室にしたリフォーム事例です。
狭かった2部屋を1つの大きな主寝室にしたというのが、クライアントのご要望でした。
単に、あいだの壁を取り除き、面積を大きくするだけでも、ご要望に応えることができます。でも、寝室ですから、朝、目覚めたとき、程良く朝日を感じることができたらと思い、フラッシュ引き戸ではなく、半透明のポリカーボネートを引き戸全体に使用しました。西側にある寝室ですが、廊下の空間を通して、朝の光を感じることができるようになりました。
一方、主寝室内のプライバシーを確保するため(外の廊下側から室内が見ることができないように)、ということも前提です。
こうすることによって、朝~日中は程良い明るさを取り入れながら、内部のプライバシーは守ることができます。

  • 光だけを通して、室内は見えません
  • 引き戸を開けたとき

マイナスαは、お財布にもやさしい

次に、同じマンション住宅のメゾネットの階段下の空間を収納スペースにした事例です。
まず階段下に壁を作るところまでは一緒ですが、開け閉めする開口部の引き戸金具は取り付けず、その代わりに直径3センチほどの穴をバランスよく配置しました。
開くときは穴に指を入れてあけます。収納ですから頻繁に開け閉めしませんし、階段下ということで、見た目にも配慮したデザインです。丸が、ポツポツ、リズムよく並んでいて、カワイイでしょ?!
また穴を設けることで、収納内部の空気がこもりません。ですから、玄関の靴の収納の扉にも、このマルマル引き戸は効果的です。もちろん、余計な取っ手金具は使いませんから、コストダウンにもつながります。

新築もリフォームでも同様ですが、その家族の暮らしの習慣やリズムをくみ取り、コストバランスを考えることはとても重要。シンプルで機能的なデザインを取り入れると、暮らしをより楽しむことができます。

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  • リビングライフラボ
about
山本和代: 住宅建築、グラフィックデザイン等を手がけながら1児の母として、家事、子育てと奮闘しています。
気さくで、おおらかな性格。小さなことから小さな幸せを見つけるのが好きで、毎日を楽しく過ごしています。

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