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PICK UP ~編集部のおすすめ~

くらしのしお

13.07.10

片づけを始める前に~「捨てられない心」をどうにかする

とうとう、このテーマを書くことにしました。
「生活をする」「暮らす」ということは、 常に「片づけ」が伴いますので、関心が高い方も多いと思います。

『できるようになるなら、「料理」or「片づけ」、どっち?』

と言われるほど、片づけは料理に迫る勢いで、関心の高いテーマです。

今回は、片づけの初歩の初歩、「モノを捨てる」と言うことから考えてみましょう。

【どうやったらモノが減るかわからない】

インテリア雑誌にはシンプルな部屋におしゃれな家具や雑貨が美しく並んでいます。
収納のHow to(ハウツー)本には、100円ショップの小物を駆使してモノが収納されています。

「自分の家もこうなったらなあ~」
と思ったことは必ずあると思います。

そして、チャレンジしようと試みたのものの、あまりのモノの多さにあきらめたり、
まずモノを減らそうとして、その途中で挫折したり...。
とうてい片づけが終わらない時点で、かなりの道のりがあることに気づきます。

【人間は本来たくさん持つのが好きな性格です】

日本人(正確に言うと、日本列島になる辺りに住んでいた人)が、狩猟生活から農耕生活に変わってから、「定住して安定した」生活を求めるようになりました。
安定するには、食料を備蓄する必要があります。身の回りの生活を便利にするための道具がどんどん増えていきます。移住しなくてもいいのですから、「なるべく少なく」よりも「便利でたくさん」食料や道具があった方が、生きていく上ではいいのです。

2011年に、NHKで司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」のスペシャルドラマが放送されました。阿部寛の演じた軍人・秋山好古は、後の妻になる旧旗本の佐久間家に一時期居候をするのですが、その時の荷物がカバンひとつほど。軍人の生活は、なるべく荷物を少なくして身軽にするのが必須でした。
このお話は、今の多くの日本人と正反対の例です。
そこまでモノを減らさないとダメかというと、それは無理な話で、
やはり自分らしさや便利さ等を考えるには、ある程度のモノがないと暮らしてはいけません。

では、どこまでモノを減らしたらすっきりするのか?
どうやって減らしたらいいのか?
それが一番の問題です。

【まずは心の片づけから】

結論から言うと、心が片付いていないと、モノの片づけもできません。
心がすっきりしていないまま、物を片付けようとすると、
途中で挫折したり、判断力がなくなって不要な物を残したり必要な物を捨ててしまったりします。

まずは、自分の心の中で、「すっきりとは何か?」を自問自答してみましょう。

1.部屋全体が散らかっていても、あるコーナーが片付いていれば落ち着く。
2.家全体が物が多くても、この部屋だけすっきりしていれば、気持ちよく暮らせる。

最終的には全部のエリアが、自分の理想〈考えている目標〉に到達したらいいのですが、
まずは小さな目標を決めてみませんか?

上記の1.ならば、例えばキッチン周りだけはすっきりさせてみよう。とか。
2.ならば、寝室だけは、なるべく家具を置くのをやめて、白で統一しよう。とか。

小さな所から始めてみると、意外に自分の「すっきり」のタイプはどういうものかが分かってくるかもしれません。

【捨てられない性格はどうするのか】

一番の問題がこれです(笑)。

実はこういう私も、捨てられない人でした。

使えそうな紙袋やかわいい箱は置いておく。
昔、一目惚れして買った個性的な服は思い出に取っておく。
お弁当とかについていた、ソースやわさびの袋を冷蔵庫に取っておく。

書きながら、恥ずかしくなってきました。。。

でも、よく考えました。
これではいけない!
もし自分が捨てられないモノ自身だとしたら、本当に嬉しいでしょうか?幸せでしょうか?
結局は、使われないまま放置されたり、汚れたり腐ったり、する時もあるのです。
本来なら、モノも使われて、活かされていた方が有益だと思いませんか?
私は、こんな考え方になるのに、大変時間がかかりました。

参考になる本がありますので、是非読んでみて下さい。

「捨てる!」技術
著者:辰巳渚 発行:宝島社新書

著者の辰巳さんは、「捨てる」をキーワードにいろんな本を書いていますが、単なるモノを捨てるというわけではなく、自分の中にある何年も住み着いてきた心の常識(考え)も一度捨ててみては良いのでは?と、私は問いかけているように感じます。

辰巳さんは、家事塾の代表。家事塾は「家のコトは生きるコト」という理念で、家事や暮らしに関わる活動をしています。
私は家事塾の会員で、家事セラピストとしても活動しています。

大阪市内になりますが、一級家事セラピストによる連続講座「実践片づけ塾」を開催します。
興味のある方は、ぜひ足を運んでみて下さい!



連続講座「実践片づけ塾」


場所:キッチンタウン・クリナップ・大阪

 1.7月22日(月) 午前の部10:00~12:00 午後の部14:00~16:00(1回目は体験講座)
 2.8月5日(月)  10:00~12:00
 3.8月26日(月) 10:00~12:00
 4.9月9日(月)  10:00~12:00
※申込みが必要です。詳しくはイベント名称リンク先の案内パンフレットをご覧下さい。



最後に・・・
私がいろんなモノを捨てることができるようになったのは、下記のようなことも考えたからです。

------------------
もし今、大地震や大津波が起こったら、私はどうすればいいのか?「カバンひとつに入るだけのモノを持って出て下さい」と言われたら、どれをもっていくだろうか?
------------------
もし今夜中に、家族全員が、悪いやつ(?)から逃れるために、もしくは夜逃げするために、家を出ないと行けない場合、どれを持っていくのか?
------------------

上記二つは大げさですが、実際に引っ越ししないといけない、しかも引っ越し先は今よりも狭い面積だとしたら・・・
自分でリアルに考えると、モノの必要不必要、自分が本当に大切にしているモノ、そうでないモノががはっきりと見えてくるはずです。

考えるだけでもいいので試してみませんか?

くらしおデザイン室ホームページ

http://kazuyo3.jimdo.com/

家事、子育て、高齢者(ユニバーサルデザイン)に配慮したデザイン、エコハウス(パッシブハウス)を中心に手がけています。
上記のサイトの「お問合わせ」から、タイトルを「住まいの相談」と明記し、お送り下さい。
お送りいただいた内容で多かった内容は、この連載でお答えします。

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about
山本和代: 住宅建築、グラフィックデザイン等を手がけながら1児の母として、家事、子育てと奮闘しています。
気さくで、おおらかな性格。小さなことから小さな幸せを見つけるのが好きで、毎日を楽しく過ごしています。

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